抗がん剤治療を行う女性のために

医療用ウイッグ(1) サイズ

フィットする医療用ウイッグがストレスを抑える

医療用ウイッグ選びで最も重要なことは、自分の頭とウイッグがぴったりフィットしていることです。サイズが合わないと、着用中に外れたりずれたりしないかなどの不安から、不要なストレスと付き合わなければなりません。

抗がん剤治療中では、脱毛が始まる前と最も脱毛が進行した状態とでは、頭のサイズが大幅に変わってしまいます。治療前~脱毛期~回復期と頭のサイズが変化していく中での医療用ウイッグのサイズ合わせは意外と難しい課題となっています。

重要なサイズ調整機能

既製品の医療用ウイッグに多く見られるサイズ調整機能は頭周のみの対応しかできず、脱毛が始まる前に購入した場合脱毛が進行するにつれてウイッグの内部に隙間が生じて浮いた感じになる可能性があります。周囲の調整だけでぴったりとフィットさせることは不可能です。
オーダーで医療用ウイッグを作る場合も、出来上がるまで期間を要する場合も多く、せっかくオーダーしても脱毛期に間に合わなかったり、脱毛でサイズが変わっていることも考えられます。
既製品・オーダーいずれの場合も、いつ頃着けることになるかを考えて購入のタイミングには注意し、変化に対応できる機能を考えておくことが不可欠です。

「フィットミー」のインナーキャップ方式

医療用かつら「フィットミー」は脱毛の前後、どのようなタイミングでも違和感なく着用していただくことが可能です。それは独自のインナーキャップ方式の機 能があるからです。脱毛前にはインナーキャップを外して、脱毛が進行している場合は、インナーキャップを着けてご使用ください。サイズの微調整は、かつら 本体とインナーキャップ、それぞれの周囲調整具で調整できます。脱毛が最も進行しているスキンヘッドに近い状態では、インナーキャップ内側についているシ リコンラバーがウィッグのずれを防止します。